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医師・歯科医師に特化した総合資産管理コンサルティング

脱デフレ→預貯金見直す時期

こんにちは

ドクターズライフ安心倶楽部「創」コンシェルジュ 山田 です

7月17日の日経新聞に興味深い内容の記事がありました。


「脱デフレ!運用で勝つには」

「預貯金中心見直す時期」

このブログを見て下さっている方々は、

日本経済に興味のない人はいないと思います。

資産運用の環境が変わりつつある中で

米国でQE3(量的緩和第三弾)の縮小観測を背景に

長期金利が上昇。

政府と日銀がデフレ脱却に取り組む中でも、

インフレ期待が高まっています。

超低金利とデフレを前提にした資産運用は

見直しの時期が来ている。(日経新聞抜粋)

…と、出ています。



◆偏った構成比率


日本では昨年来の円高是正で輸入物価が上昇。

日銀は異次元緩和で長期金利の上昇を抑制しようとして

いるが、デフレ脱却への期待の高まりや米長期金利の

上昇などを背景に、国内金利も上昇する可能性に目配りが

必要になってきた。(日経新聞抜粋)


「経済が正常になれば、先進国の長期金利が上昇する

のは自然の流れ」と言われています。(下図A参照)

   『医師・歯科医師の将来ビジョンを達成させる』 為のコンサルタントスタッフブログ


野村アセットマネジメントの渡部昭裕・運用ビジネス推進部

部長は「日本では過去20年、利上げも本格的な金利上昇も

なかったため、家計の金融資産は偏った構成になっている」

と指摘しています。(日経新聞抜粋)

日本の個人金融資産に占める預貯金の比率は55%と

先進国の中では突出して高くて、株式や投資信託など

リスク資産の比率は最も低いと出てます。(下図B参照)

   『医師・歯科医師の将来ビジョンを達成させる』 為のコンサルタントスタッフブログ



◆預貯金中心を見直す時期?!

日本は専守防衛型ポートフォリオでデフレ対応になります。

今後、インフレ率や長期金利が上昇してきた場合に

資産を守れない状態になっています。

今の日本は預貯金主体の資産になっていますので、

特にインフレ率が上昇すれば、貨幣価値が下がっていきます。

もちろん、今すぐインフレになっていくわけではないですが、

今後の経済が正常化(経済回復)に向かうにつれて、

今の資産形成はどうあるべきなのか?という事が

問われています。

では、どういった物がいいんでしょうか?

もちろん、これが良い!あれが良い!

なんて絶対な回答はないです。

ですが、予想できることはあります (下図C参照)

   『医師・歯科医師の将来ビジョンを達成させる』 為のコンサルタントスタッフブログ

この図は、三角や四角で示した点は

年末のインフレ率各資産の年間リターン

表したものです。

ここで注目すべきは、4本の線

それぞれ、

 ◆ 短期資産(預貯金など)

 ◆ 長期債券

 ◆ 株式

 ◆ 不動産

を表したもので、散らばった点から導いた傾向線で、

どんな環境のときにどんな資産のリターンが高くなるか

読み取れます。

(例えば、対角の点線より上にあれば、インフレ率を上回る

 リターンが得られたことを意味しています。)

では、それぞれの資産について、下記に傾向を述べようと思います。


◆不動産投資が効果的?

まず、

預貯金などの短期資産の傾向線を見てみると、

デフレ経済下では有利ですが、

インフレ率が一定以上になると不利になってきます。

これは、預貯金金利の上昇がインフレ率に追いつかず、

実質的には預貯金金利の低下と同じ結果になるからです。

また、

長期債券の傾向線は

ほぼ右肩下がりで、

やはりインフレには弱い資産といえますね

これは、インフレ率が上昇すると

長期金利も上がり(保有する債券価格は下落)、

リターンが低下するためです。

では、

一般的に「インフレに強い」といわれる株式はどうでしょうか?

先ほど図で言いますと傾向線は凸型になっています。

これは、デフレからインフレ率が3%程度になる場面で

リターンは最も高くなりますが、極端なデフレやインフレになると

低下する事を意味しています。

どちらの場合も企業収益が悪化していき、

株価が低迷するのが原因になってくると思います

一方、

不動産インフレ率に連動してリターンが高まっており、

この分析結果では最も有効なインフレ対応の資産

なっています。

野村アセットの渡部氏が1980年代半ば以降のデータを使い

日本市場を分析したところ、ほぼ同じような結果だったという。

ただし、現実の市場ではインフレ率の変化に株価は1年半ほど

先行して動き、不動産はほぼ連動、長期債券のリターンは2年

ほど遅れて悪化する傾向があるという。

「インフレ傾向が強まると判断するなら、

株式や不動産投資信託(REIT)は有望な投資対象。

保有している債券投信を慌てて売る必要はまだない」というのが

渡部氏の結論だ。(日経新聞抜粋)

このように言われていますが、

実際にこれが全て正しいとは私は思いませんし、

間違っているとも思いません。

言えるのは、統計で出てきているということですね。

 

ですが、資産運用や資産形成の傾向が、

以前と比べて変わってきているのは確かだと

思います。

 

上手にキャピタルフライトをして、お金を国外に保有して

いっている方もいれば、安定的な資産で保有している方も

いますし、もちろんハイリスクなやり方をしている人もいます。

 

要は、

 その資産運用、資産形成を

 何の為にやっているのか?

 目的をしっかり持ってやっているのか?

がメインになってくると、私は思います

 


資産系運用や資産形成を考えている方も多いと思いますが、

目的を持ってやっていますでしょうか

もし、専守防衛型ポートフォリオで

資産ポートフォリオを考えているのであれば・・・

・・・今後、見直していく必要もあるかもしれませんね

 

 

 

 

とても長くなってしまいました

今回も最後までご覧いただきまして

ありがとうございました

 

また次回も、よろしくお願いいたします

ドクターズライフ安心倶楽部 創

  0120-43-5410

              資産 コンシェルジュ


 URL : http://sou-doctor.com/


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