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2020.01.20暦年贈与を否認されないための注意点

暦年贈与を否認されないための注意点

 こんにちは、コンサルタントの田房です。
 近年、注目されている相続対策の1つとして暦年贈与があります。暦年贈与は生きている間に自身の財産を親族等に贈与するもので、相続税の課税対象となる財産を減らすことが出来ます。これは1月から12月の1年間にもらった財産の総額が110万円までは非課税となる制度を用いた相続税対策で非常に有効な手法であるといえます。しかし、暦年贈与が要件を満たしていない場合には暦年贈与が税務署に否認され、相続税が課税される恐れがあります。
 今回は暦年贈与を行う上で押さえておきたい注意点についてお伝えします。


■暦年贈与の成立要件


 1点目注意しなければならないことは、暦年贈与を成立させるためには贈与を行う人と財産を受取る人両方が暦年贈与を認識している必要であることです。例えば贈与する人が一方的に財産を渡しても、贈与は成立しないという事です。よって、暦年贈与を行う際はそれぞれ、誰に、どんな用件で、どのような方法で贈与する(される)のか明確になっている必要があります。


■現金手渡しの暦年贈与は否認される


 2点目に注意しなければいけないことは現金手渡しの暦年贈与は税務署に認められない可能性があるということです。贈与が認められないと暦年贈与したお金に対しても相続税がかかってしまい結果的に遺族に迷惑をかけることにつながってしまいます。よって銀行振り込みをするのが良いでしょう。
 しかし、ただ銀行振込をすれば暦年贈与になるのかというとそうではありません。名義は子供のものであるが、実質的には親あるいは祖父母が管理している口座の場合、子供の口座とみなされず、暦年贈与は成立しません。暦年贈与の成立のためには、子供や孫が自由に使える口座に振り込みましょう。また、仕送りなど、子供(孫)の生活に関わる贈与は非課税ですので、生活費や学資の援助をすることでも相続税の課税対象額を圧縮することが可能です。


■定期贈与とみなされないよう注意する


 3点目に注意しなければならないことは定期贈与とみなされないように注意する必要があるということです。定期贈与は毎年決まった金額を贈与することが決まっている贈与のことで、定期贈与とみなされた場合には、贈与した合計額に対して贈与税が加算される可能性あります。定期贈与とみなされないために贈与の金額や時期を毎年変えることや贈与の都度贈与契約書を作成するようにすることなどが対策となります。また、対策としてあえて110万円を超える贈与を行って、税務署に生前贈与の証拠を残すことができます。この際に、111万円を贈与することはあまりおすすめできません。なぜならば、この金額で贈与税の確定申告を行うことは、暦年贈与の成立のためであるということがバレバレでかえって税務署に目をつけられてしまうかもしれないからです。また、申告の際に本来は子供や孫がしなければならない申告を親がまとめて行ってしまい、申告の際に筆跡が同じであることを蒸し返されるというケースもあります。いずれにせよ、暦年贈与として認められるためには様々な工夫が必要です。先述のように学費、生活のために子供や孫に仕送りする場合には税金はかからないので、そのような形で支援していくのが良いかもしれません。


■死亡前3年以内の贈与には相続税が課される


 4点目に注意しなければならない点は、死亡前3年以内の贈与には相続税が課されるという点です。もし亡くなる前の3年以内に暦年贈与を行っている場合だと生前贈与加算という規定により死亡前3年以内の贈与された金額を相続額に加算しなければなりません。対策としては、早いうちから、計画を立てて地道に贈与を行うことです。


■自身の生活が困窮してしまわないように


 5点目に注意しなければならない点は、自身の生活が困窮してしまわないように注意するということです。安易に多額の暦年贈与を行うと、自分達の老後の生活が苦しくなってしまう恐れがあります。総務省の調査によると、男性は25%、女性は50%の確率で90歳まで生存するそうです。安易に相続は行わず、自身が長生きする事も考慮したうえで、しっかりと計画を立てて贈与するのが望ましいでしょう。


■まとめ


 今回は暦年贈与に関する注意点をお伝えしました。暦年贈与を行って相続税対策をする際は、それが本当に認められるのかどうかに注意しましょう。税務調査でそれが認められず、結果として多額の相続税がかかってしまうことも少なくありません。しっかりと計画を立て、なるべく早いうちから暦年贈与を行うことが望ましいでしょう。また、暦年贈与を行ない相続税対策を行う際は専門家に相談をし、アドバイスを受けるのがいいでしょう。
 弊社はそういった無料相談もお受けしていますので、気になった方はお気軽にお問い合わせください。また、セミナーも随時開催していますので、ぜひご参加ください。

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カテゴリー:コンサルタント 田房 資産形成ブログ

田房康希(コンサルタント)

田房康希(コンサルタント)

出身:京都府

2019年インベストメントパートナーズ入社
遣り残しのない幸せな人生を送って頂くためのお手伝いが出来ればと思っております。その為に日々精進して参ります。

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