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NISAとつみたてNISAはどちらがおすすめ!?

NISAに向く人/つみたてNISAに向く人

目次[非表示]

    1. 0.1.NISAに向く人/つみたてNISAに向く人
    2. 0.2.年間投資限度額・運用期間・商品ラインナップが違う!
    3. 0.3.NISAで非課税となるのは運用益のみ!
    4. 0.4.いつでも売却・引き出しが可能!
    5. 0.5.NISA⇔つみたてNISAの切り替えも可能
    6. 0.6.つみたてNISAに向く人
    7. 0.7.NISAに向く人
    8. 0.8.まとめ


最近、NISAや、つみたてNISAという言葉を聞く機会が増え、『NISAを始めた方がいいのか』『つみたてNISAと何が違って、どちらがお勧めなのか』『そもそも、どの程度お得な制度なのか』などといった質問を、この数年でよくいただくようになりました。 今回は、NISAを始めようか迷われている方に向けて、NISAとつみたてNISAを比較しながら、それぞれの特徴やメリット・デメリットを、簡単にご説明します。

年間投資限度額・運用期間・商品ラインナップが違う!

NISAとつみたてNISAの主な違いは3つ。年間投資限度額と運用期間、そしてその商品ラインナップが違います。NISAは年間120万円まで、最長5年で、個別株や投資信託など幅広い銘柄を対象とした投資が可能です。一方で、つみたてNISAは年間40万円までと限度額が低く設定されている代わりにつみたて期間は最長20年。投資対象は一部のインデックスファンド、アクティブファンドの、ETFなど、低リスクで長期投資に向く商品に限られているという特徴があります。

NISAで非課税となるのは運用益のみ!

NISAは節税になるという言葉をよく聞きますが、NISA、つみたてNISAに関わらず、非課税になるのは運用益の部分のみです。つまり、利益が得られなければ、全く節税にはなりません。 例えば初年度NISAの投資限度額である120万円を運用して、12万円(10%)の売却益が出たとしましょう。その12万円にかかる税金は分離課税で税率20%となるため2.4万円。 年利10%と非常にうまく運用できたとしても、この制度を活用することによって得られる節税効果は2.4万円分ですので、その節税効果は非常に限定的と言わざるを得ません。 もし、節税を目的としてNISA(もしくはつみたてNISA)を検討されている方で、確定拠出年金にまだ加入されていない方がいらっしゃいましたら、まずは、投資した資金が所得控除の対象となる確定拠出年金を用いた節税を検討されることをお勧めします。 例えば、個人事業主の方で上限の月6.8万円を確定拠出年金に拠出し、全く利益が出ない定期預金タイプを選ばれたとしましょう。その方の税率が50%であれば、それだけで、40.8万円の節税効果を得られますので、節税効果だけを見ればこちらの方が圧倒的にお得です。

いつでも売却・引き出しが可能!

こちらは、60歳まで原則引き出し不可の確定拠出年金にはないNISAのメリットと言えるでしょう。NISAもつみたてNISAも途中で運用中の商品を売却し、お金を引き出すことが可能です。ただし、年間投資限度額は購入した株や投資信託の累計であるため、売却しても枠が復活するわけではありません。NISA口座内で頻繁に売買しているとすぐにその限度額に達してしまうことになりますので、注意が必要です。

NISA⇔つみたてNISAの切り替えも可能

NISAとつみたてNISAを併用することはできませんが、切り替えることは可能です。 NISAをしているが、つみたてNISAに変更したい、もしくは、その逆も可能です。ただし、それを行えるのは年に1度。毎年最初の取引を行うと、その年のうちは変更できなくなりますのでご注意ください。

つみたてNISAに向く人

つみたてNISAの投資対象は一部のインデックスファンド、アクティブファンドの、ETFなどに限られているため、投資を始めたばかりで何を選べば良いのかわからない方や、極力ローリスクで投資を行いたい方、そして、つみたてNISAは定期拠出が原則であるため、運用の手間を減らしたい方などにお勧めと言えるでしょう。

NISAに向く人

個別株など比較的リスクが高いものにも投資が可能で、つみたてNISAと比較すると圧倒的に自由度が高くなっていますので、ある程度投資経験をお持ちの方で、個別株投資等に関心をお持ちの方にお勧めです。NISAにはロールオーバーといって、5年を超えて株式を持ち越すことができる制度も存在しますが、持ち越すことで6年目の投資限度額の枠を使ってしまうことになるため、原則5年以内に利益を確定した方が良いと言われています。

まとめ

NISAの方が、投資する時期も、金額も、商品も、選択肢が多い分、非常に迷いやすいというお声をよくお聞きします。投資を始めてみたいがよくわからないという方であれば、まずはつみたてNISAから始めて、少し慣れてきたら、NISAに切り替えることを検討してみてはいかがでしょうか?


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