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ある院長の売上1億の「壁」

ある院長の売上1億の「壁」


「10億の壁」というのが、経営にはある。

売上3億の会社と、10億の会社では、設計図が違う・・・

と、本で読んだが、なるほどと思う。


たしかに、

2億、3億くらいなら、社長が頑張って、売上たら何とかなるかも、、、だが、

10億円の前後で、社長1人の力では限界。


「優秀社長さん+一般的な社員さん」では、10億は厳しい。

これだと、1業務を社長が責任を持って行い、残りは、全員サポートとなるはず。


これを、分業にして、機能で分けて、

すべての責任を任せられなくても、1つの分野やプロセスは、幹部に任す。


設計図的には、

「社長+幹部さん+社員さん」 かな。


いや

「(社長+社員)×(幹部+社員)×(幹部+社員)」

どうでしょうか。


では、

これが医院経営なら、どうか。


経験則上では、「1億円の壁」


超えれない院長が多いような気がする。


売上1億円規模になると、院長1人で経営していくのに限界がきます。


そこで、勤務医を雇う、衛生士を雇うなど、挑戦しようにも、定着しなかったり、思うように動いてくれなかったりと・・・


多くの院長が突破することができません。


なぜか?


思いつくのが3つほど。。。


1つ

それは、院長という、個人が、メイン商品であり、その他の価値が、追いついていない・・・かな。


ブログを書きながら・・・超えてる先生のお顔を、思いながら考えると、

「あの、先生も、、、最新の器具と、理念に基づかれた、カウンセリングのプロセス、オペ室の洗練されたデザイン・・・」

他にも、

「他のドクターから、依頼が来るくらいの特殊な専門技術と、、、患者さんの家族のことも考えた、クリニックと、規模・・・」

院長の腕が良い・・・という価値以外にも、確かに、もう1つ2つの価値はある。

さらには、HPなどでも、そのように見せている。


2つ

院長の、スタッフに対する過度の期待・・・

ザ、職人の院長さん、怖い、、、(笑)

院長1人で、1億円の売上

患者さんからの信頼を勝ち取ってきた院長

そんな超優秀な院長からすれば、代診の先生やスタッフが物足りなくて。。。

そして、イライラしてしまうみたいです。

ついつい厳しく叱ったり、指導しても、

スタッフには、伝わりません。

中には、ふてくされしまう人もいてるし、すぐやめてしまう・・・

そんなことを繰り返してると、教育をあきらめる院長も、、、

これが2つ目の「壁」

では、超えてる院長はというと・・・

院長が、ソフトで、スタッフさんに気を使ってる。

ある程度、あきらめてる(笑)

自分と同じレベルは求めない。

 

スタッフを患者さんと思って、楽しましたり、大事にしたり、ねぎらったり、とにかく、気を使っている。

だから、医院に入ったら、明るい空気がある♪

代診の先生にも、その先生の立場も考えて、

経験を積めるような工夫や、場面を増やしたりなど環境に力を入れて、採用にも相当お金をかけている。

当然、報酬や待遇も良い。

苦労して開業するより、今の方が良いよね・・・ってくらい。

外部だからこそ、軽く言ってるかもしれないが、

私も、自分の会社のスタッフ教育の辛さや難しさは、よく知っている。

怖がられるのも、ふてくさられるのも、経験済みである(笑)


3つ

現場の仕事を手放せない

これは、仕方ない。

患者さんは、院長を信頼して、来てるのだから、その思いにこたえるべき。

ただ、得意なことに執着しすぎると、・・・

それが、1億の壁を作り出してしまう。

そこにこだわれば、こだわるほど、壁は分厚くなる。

手放し方には、工夫がいるかも

マーケティングは、外部コンサルに任せて、医院の見せ方は、任せる。

カウンセリングは、きれいな女医先生に任せてみる。

患者さんとの、人間関係を、スタッフさんに任せるてみる。

最初は、失敗、失敗で、イライラ、するでしょう。

ある医院では、

スタッフさんが、地域のコミュニティーに参加して、活動を通じて、患者さんがジャンジャンきたり・・・

カウンセリング専門のドクター、保険専門のドクター、自分は、理想の治療だけをしている・・・

院長の周りのスタッフさんの活躍の違いで、売上は、ホントに違ってくる。

周りの力を活かせるかどうか?が、壁を打破することなのかね。

自分と照らし合わせながら、書いてます♪

※本記事の内容は、作成時点の制度・規制・規約・市況などの情報を基にして作成しております。改正等により記載内容の実施・実行・対応などが行え場合がございますので予めご了承ください。最新情報に基づいた内容などについては、「ご相談・お問い合わせ」ページかご確認いただけますと幸いです。


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