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医師・歯科医師に特化した総合資産管理コンサルティング

思考パターン

 その人物を知る上で、その人の「出身」を聞く場合があります。


 今回の話題の「出身」とは、自分の田舎とか学歴、場所とかではなく、何を経験してきて現在の立場に至ったのか?その環境がどのような環境だったのか?


 そのような経験や環境は、自分の思考パターンの基本になっているケースが多いように思います。


 よく、「技術系の社長」とか、「経理畑の社長」、「営業叩き上げの社長」みたいに、出身のカラーを強調して紹介されたりします。



 私は、営業畑出身です。


 プレイヤーとして業績を上げ、プレイングマネージャーに上がり、マネージャーへ、そして、ゼネラルマネージャー、その後、起業によって代表になりました。


 当時、業務の中心が戦術系で、戦術によってほとんどの問題解決をしていたように思います。


 イメージで伝えると、現場の指揮官みたいな感じですかね・・・



 与えられた戦場で、いかに問題解決をするか?


 限られた戦力で、いかに最高の結果をつくるか?



 このあたりが私の思考の中心となっていましたが、この思考は、中小企業にとって、起業したばかりの時期にとって、資産も信用もないわけですから、限られた戦力で何とかする!というのは、特に大事な生命力を鍛えてくれたんだと思います。



 それはそれで、すごく良い経験をさせていただいたと感謝です。



 ただ、現場の指揮官をやっていると、不利な状況が廻ってきても、その環境下で解決するしか私には選択肢はありませんでした。


 苦しい戦いでも、部下と共に、やりきるしか有りませんでした。


 撤退の決裁権も無かったんで辛かったです。あれ・・・目から汗が・・・。



 部下の辛い顔・・・


 敗北感が漂う雰囲気・・・



 でも、その中にも逆境に負けない現場に輝く思いもありました。 


 そして、私も現場は好きでした。キャー



 だからこそ見えるものがありました。



 勝てる仕組みをつくらないと、現場は疲弊する。優秀な人材がつぶれてしまう。



 継続して勝てる仕組み。


 さらには、人間はロボットじゃないから、「家族と過ごす時間の確保」「仕事の楽しさ」「努力の可能性」「人を慈しむ感情」を現場に浸透するように心がけないといけない。


 それが、戦術リーダーとして、戦ってきた30代の私が、次世代にレベルアップさせて伝えないといけないことだと思ったんです。


 現場は楽しいんです。それを伝えたい。



 だから、今は、私の仕事の大半が、戦略系になっています。


 

 現場を作る。


 戦う相手を決める。


 メンバーの役割を決める。


 配分を決める。


 ・・・・



 できるだけ現場の負担を減らし、楽しく努力ができるように。


 そんなことをいつも・・・考えています。




 でも、懸念が1つ。


 

 厳しい土壌で育った花は美しい。


 というように、苦しい現場には、すさましく優秀な人材が育ったりします。


 タフで強く、賢くしたたかな、生命力あふれる人材です。



 負けないようにしようね!絶対!


 それが懸念です。



 今日は、会社についての私の考えを伝えました。


 実は、昨日、ある方からメッセージをいただき、うれしかったので、こんな話題にしました。


 最後までお読みいただきありがとうございます。







 


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